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インナーマッスル「腸腰筋」の鍛え方と効果

2019年1月17日

さて、前回は走る際の姿勢の重要性について書いてみました。

良い姿勢を作るキーポイントの一つとして、

上半身と下半身を繋ぐ唯一の筋肉である腸腰筋が挙げられます。

腸腰筋とはいわゆる代表的な
インナーマッスルの一つとして有名な筋肉であり、

「腸骨筋・大腰筋・小腰筋」で構成されており、

詳細は本筋から離れるので控えますが、

背骨の下の方から
脚に向かっている筋肉というイメージです。

陸上アスリートの腸腰筋

一つの話として、

元陸上100mの世界記録保持者である
アサファ・パウエル選手の身体に
CTスキャンを行ったところ、

一般人と比較して大腰筋が異常に太かったそうです。

逆に細くなると、

背骨を起立した状態を保てずに
腰が曲がってしまうのです。

これは想像がつくと思いますが、

腰が曲がってしまった老人がまさにこの状態なのです。

ちなみにこの大腰筋の働きを活かして、

腰が曲がった老人が、
腰を伸ばしてスタスタと歩けるようになるトレーニングを
行っている医師も存在している程なのです!

腸腰筋のトレーニングとその効果

ではこの腸骨筋のトレーニングについて記載していきます。

この腸腰筋ですが、この筋肉は動作としては
主に膝を90°以上あげるときに働く筋肉です。

そして…

この筋肉を鍛えることは
姿勢を整えるだけではなく、

体力増強の効果をも得られるので一挙両得です!

具体的には、

①寝転んだ状態で脚の上げ下げを行う「レッグレイズ」

②お尻と手をついた状態で脚を浮かして膝の曲げ伸ばしを行う「ニートゥチェスト」

③腕立ての状態で片足ずつ曲げ伸ばしを行う

があります。

東洋の魔女を鍛えた名監督が施したトレーニングの秘密

このインナーマッスルを鍛えることの重要性を表すエピソードとして、

昔、東洋の魔女と恐れられた
日本女子バレーボールチームを鍛えた大松博文氏が

中国の女子バレーボールチームを指導した際に
選手の体力がなくすぐにバテてしまったため、

選手に対して③のトレーニングを、
斜めにした板の上に脚を置いて行った、
というエピソードがあります。

つまりそれほど腸腰筋のトレーニングは大事だということなのですが、

これについては一つ条件があります。

それについてはまた後述してみますね。