さて、前回はインナーマッスルを鍛える際には条件があると書いてみましたが、
それは何か?
それはアウターマッスルを
きちんと鍛えてこそ、
インナーマッスルを鍛える
価値があるということです。
つまり、インナーマッスルを
メインとして鍛えても
アウターマッスルが充分鍛えられて
いなければ本末転倒ということです。
人によって鍛えるテーマは全く違うので、
自分に必要なトレーニングを見極める眼力は必要ですね。
アウターマッスルあってのインナーマッスルであり、
身体を鍛える上ではどちらも同じ位重要なのです。
さらに誤解されがちですが、
コアトレーニング=インナーマッスルの強化ではありません。
コアトレーニングは、インナーマッスルをも含めた
体幹部のトレーニングになりますが、
どちらかと言えばコアトレーニングは、
運動時に身体のバランスを維持したまま
動けるようになる効果の方が強いため、
コアトレーニング=即インナーマッスルの強化、
とはなりにくいのです。
ですのでインナーマッスルを鍛えたければ
コアトレーニングとは別に行う必要があるわけです。
ここで言うインナーマッスルとは、
上半身なら肩の内部、
下半身なら腸腰筋のことを刺して書いています。
ちなみに体幹を構成する筋肉の中で、
忘れ去られがちですが
重要な筋肉として臀部の筋肉があります。
主に大臀筋や小臀筋で構成されている
この臀部を鍛えることは、しっかりとした体幹を
作り上げる上で大切なのですが、
臀部の筋肉は様々な筋肉と接続しているため、
筋肉同士が連動して動く際の通過点となっており、
ここの筋肉を鍛え、
ストレッチを行って柔軟性を高めて
機能性を高めることは非常に大事なことなのです。
例えば特徴として、
大臀筋は股関節の伸展、外旋を行い、
小臀筋は股関節の外転、内旋を行う。
といった複雑な動きをこなすので、
大事にしなければならないことが分かると思います。
臀部の筋肉のトレーニング方法としては、
・ヒップリフト…寝転んだ状態で膝を曲げてお尻を浮かして、お尻を上げ下げする
・サイドリフト…横に寝転んだ状態で上側の脚を上げ下げする
・アブダクターマシン…脚開く時に負荷がかかるマシン
などがあります。
さて、筋トレのやり方にもコツがありますが、
それについてはまた後述してみますね。