さて、江川氏の鋭い指摘について書きましたが実はもう一つあります。
「スポーツうるぐす」の番組の中で江川氏に対する質問として、
「筋肉を鍛えたい場合は、
鍛えたい筋肉に力を入れる必要がありますが、
その際に力を入れる時間はどのくらい必要か?」
というものがありました。
そこで江川氏がなんと即答したのが、
「一瞬で十分!」
実はこれが答えなのです。
このあたりに江川氏が、
非常に感覚に敏感だったことが伺えますね!
例えば、筋肉が鍛えられる際には筋肉痛がつきものです。
野球で言えばキャッチボールをしたり、
バッティングセンターでバッティング練習をしたり、
走ることならダッシュをしたり、
空手なら前蹴りをしたりした時には
ものの見事に筋肉痛が起こりますが、
いずれも共通しているのは、
一瞬で筋肉に力を入れている事です。
つまり、瞬間的に力を入れる事が、
一番筋肉に負荷を掛けることができる方法なのです。
そうしたトレーニングとして、
過去には肥田式強健術、
最近では初動負荷トレーニング等があります。
この初動負荷トレーニングは
元メジャーリーガーのイチロー選手も取り入れていたもので、
通常のウェイトトレーニングと違って、
最初に負荷が強くかかって
その後は負荷が軽くなる
ウェイトトレーニングマシンを使います。
つまり、最初の一瞬で強い負荷が掛かるために、
一瞬で力を入れる必要があるのです。
このトレーニングで鍛えられたら筋肉は、
イチロー選手の身体を思い出せば分かりますが、
さほど太くはなりません。
しかし、瞬発力の強化や柔軟性の上昇等があります。
言い換えれば、生きていく上で、
もしくは生活に役立てる身体が作れるわけですが、
それを知ってみると、
江川氏やイチロー選手はすごいと思わざるを得ませんね。
筋肉に力を入れることについては書ききれないので、
別途記載してみます。