LSDによる、敢えて速く走りたいのを我慢して、ゆっくりとしたスピードで速く走ることの効果&元有名プロ野球投手が現役若手投手に対する意外なアドバイスとは??

ランニング初心者は必見!LSDとは?
LSD(=Long Slow Distanece:ゆっくりと長い距離を走るトレーニング)
ゆっくり走る、
ということですが
案外馬鹿にしてはいけません。
これを繰り返してようやく身体の軸が安定し、
フォームも安定してくるのです。
実はLSDの重要性については色々とあるのです。
この「LSD」ですが、
ランニング初心者やスピードに自信のない方が
まず取り組むトレーニング、
というイメージが
ありますがそれだけではありません。
例えば、
・マシンをメインに練習で使っている等、
いつも速いスピードで練習している人
・筋トレばかりでパワーアップしている人
こんな人にもオススメなのです。
上記のような人はランニングの際には
スピードが勝手にでてしまい、
その結果として長い距離を走れずに
すぐにバテてしまう、
ということが得てして生じます。
かつての自分ですが(苦笑)
つまりスピードを抑えて長い距離を走る、
ということを脳が理解していないために、
そのときの身体の状態に合わせた
スピードが制御できないのです。
そこで、気持ち悪くなる位の
遅いスピードで走る練習を続けて、
脳が身体をコントロールできるようにする練習も重要になります。

何故、「走る」ことに練習が必要か?
例えるなら、球技や格闘技でも、
一つの技術を習得するには
同じ動きを反復して練習します。
その結果として、
脳がフォームを認識して新しい技術を習得します。
そして実は、走ることに対しても反復練習は必要なのです。
そしてそのために、敢えて速く走りたいのを我慢して、
ゆっくりとしたスピードで速く走ることが大事なのです。
走るという単純な動きに対しても
脳が認識するような練習を行うことが必要なのか?
という疑問が出てくるかもしれませんが、
実際に取り組んでみると効果はてきめんです。
思うように長い距離を走れない、
もしくはフルマラソンを走るのが不安という方は
試してみる価値有りですね!
力一杯動くことを我慢する効果
余談ではありますが、似たような話として、
かつて「スポーツうるぐす」という番組で
解説の江川氏が面白いことを言ってました。
プロ野球のキャンプの取材で、
コントロールに苦しんでいた楽天の田中将大投手(当時)に対して
江川氏が言ったアドバイスが次のようなものでした。
「田中君、同じところに毎日10球投げてごらん。
イライラしてしまうけど、我慢して投げてごらん」
そして田中投手の後の活躍は周知の通りです。
江川氏は本能的に身体を脳からコントロールするためには、
力を出したいのを我慢するのが一番だということを
知っていたのかもしれませんね!
江川氏は他にも鋭い指摘を言ってましたが、
それはまた後述してみます。