夏にはさらに効果を発揮する「らっきょう」の身体に得する成分について知ってみよう

夏が近づくにつれて何故か毎日食したくなるのが「らっきよう」です!
どういう訳か、何故か身体がらっきようを求めるし、何故からっきようを食べれば、夏バテに備えた身体ができそうな気がする…
どうやら、らっきょうに含まれる、アリシンや硫化アリルによる薬効の効果が夏バテ防止に役立つと知って納得するとともに、驚いたことに人間の身体って本質的に必要なものを欲しがるってホントスゴイ!(^^)!
ちなみに、中華料理の考え方としては夏バテする前に、夏バテしない身体を食事によって作ると考えるらしいですが、
確かに病気になってから薬を飲むよりは、予防したほうが苦しまずに済むのでいいのに決まってますよね(^_^)/
まさに予防医学の考え方を昔から取り入れているなんて、中華料理の考え方はさすがに医食同源の考え方をするだけあってスゴイですよね!

らっきょうの薬効成分
・アリシン
殺菌・ビタミンB1の吸収を促進するので、
疲労回復とスタミナ強化に役立つ。
・硫化アリル
らっきょう特有の香の原因。
糖質の分解を促進してしエネルギーにする、
さらにビタミンB1の働きを持続するので、
疲労回復と夏バテ防止に役立つ。
※ビタミンB1…別名「チアミン」。ブドウ糖をエネルギーに変えるときに使う栄養素。
らっきょうの薬効
・殺菌効果
・発汗
・利尿
・整腸作用
・殺菌作用
・抗酸化作用
・血液凝固抑制作用
などなど、いろいろと効果が期待できることから、古くから薬用植物として利用されています。

というのも古くより、らっきょうには
胃痙攣、下痢、夜尿症、痔、肩凝り、腰痛、冷え性、不眠症、高血圧症、動脈硬化症、神経痛、感冒などに効能があると言われており、
さらに生で食べると寝汗に効く、卸し汁は鼻血・切傷・虫刺されに効く、といったの効能の記載があります。
そして食べ方は生食、炒食、煮食、塩漬、醤油漬、甘酢漬などのほか、
薬味や味噌汁にちらしたり、その他各種の料理のトッピングなど用途は多彩です。(武川満夫・武川政 江:食卓さくもつ事典)
また、甘酢漬けにすると糖質やミネラルの栄養価が上がるとの記載もあります。 (一橋出版:五訂新版食品成分表、関根雄二:おいしい野菜えらび12か月より)