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さらに中華料理を美味しく楽しくする中華のスパイス「四川香辛料」について知ってみよう

前回は四川香辛料の花椒について前回書きましたが、
さらに四川香辛料について気になったので調べてみました!

四川香辛料とは?

中国四大料理の一つに数えられる四川料理ですが、
つい最近までは本格的な四川料理は日本では食べられませんでした。

それというのも四川料理に特有の麻・辣(マー・ラー)と呼ばれる痺れる味わいが、
それまでの広東料理に代表される中華料理の甘い味に慣らされた日本人の味覚に
合わないと考えられていたからです。

しかし、最近は日本でも本格的に現地の味を再現する中華料理店が出現したり、
それを受け入れる消費者も増えてきたため、
本場の香辛料の需要が日に日に高まってきています。

四川料理の香辛料のうち、とりわけ需要の高いものが、
花椒(ホァジョー・ホアジャオ・ファージャオ)、辣椒(ラージャオ)、
八角(はっかく: スターアニス)です。

そして最近の激辛ブームなどにより日本でも段々と四川料理の本来の味付である、
麻・ 辣(マー・ラー)を忠実に再現して提供する中華料理屋が増え、
静かな四川料理ブームを起こしています。

従来日本には無かった麻(マー)という味付け、
を作り出す香辛料が四川花椒(ファージャオ)です。
花山椒と呼ばれることも有りますが、日本の山椒とは全くの別物です。

四川料理はまず辛いと言うイメージが有りますが、
本場四川ではただ辛いのではなく、辛さに厳密な区別があり、

それが麻(マー)と辣(ラー)です。

四川料理では、必ずこの花椒が辣椒(ラージャオ:唐辛子)とともに使われています。

麻婆豆腐や坦々麺も、最近では本場四川の味が日本でも食べられるようになり、
この花椒が入った痺れるものが一般にも浸透してきました。

〈四川漢源 花椒(ファージャオ)〉
花椒(ファージャオ)は麻(マー)を意味する痺れる香辛料です。

1つの果殻に2~3 粒の実がなり、
熟すと赤い皮がはじけて花のようにみえることから花椒と呼ばれています。

四川料理には欠かせない調味料で麻婆豆腐や坦々麺の味は花椒で決まるともいわれています。

本場四川省漢源産の花椒はまず香りが立ち、
試しに一粒口に入れてみると最初は香りだけが口中に広がり、
噛み砕き、暫くするとじんわりと口中に痺れがひろがり、やがて唇にもひりひりと痺れがきます。

〈四川辣椒(ラージャオ)〉
辣椒(ラージャオ)は唐辛子のことです。
本場四川の唐辛子は鮮烈な辣味の中にも香りや甘味と言った要素が複雑に混じり合い、
ただ辛いだけの唐辛子とは一線を画します。

〈八角(はっかく)〉
八角(はっかく)は中国原産のシキミ科の常緑高木の果実を乾燥させた香辛料です。
八角茴香(はっかくういきょう)、または大茴香(だいういきょう)とも呼ばれ、
英名では スターアニスと呼ばれます。

実の形は八つの角を持つ星形をしていて、
アニスやウイキョウに似た良い香りがあるためこれらの名がついています。

主に中華料理に使われ、他のスパイスと混ぜて「五香粉」としても使われます。
ほんの少量で味付けが中華風になるのは驚きです。

個人的には八角もお気に入りです(^_^)/

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