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マーケティングでも超大事!販売では軽く考えてはいけない「ネーミング」の真の力

2021年5月17日

近年の日本は、家でもいよいよエアコン無しではしんどいくらい蒸し暑くなってきました(^。^;)

そこで何故か家にあったのが、ダイキン工業社のエアコン「うるるとさらら」のキャラクターである「ぴちょんくん」のうちわです!

もともとダイキン工業社はエアコン業務用空調メーカーとして非常に有名なメーカーでしたが、家庭向けの方はさっぱりでした。

そこで新商品の発売にあたり、消費者受けのネーミングを検討したところ、出てきたのがが「爽快指数」でした。

これに対しては、ベテラン社員は納得したものの、若い社員からは「だから売れないんですよ!」という意見が上がって、結果として若い社員の案を取り入れようということになって「うるる」と「さらら」というネーミングに決まり、さらに「ぴちょんくん」というキャラクターも設定したそうです。

そしてCMを放送したところ、大ヒットを起こし 家庭用エアコンのシェアにおいて1位を奪取したのは周知の通りです。

これは、素晴らしい機能だけはでなく、スタイリッシュなデザイ ン・ネーミング・キャラクターが一致団結して相乗効果を発揮した素晴らしい例ですよねo(^-^)o

確かに漢字を使用した、固い感じのする「爽快指数」よりも、ひらがなを使用した「うるるとさらら」の方が、イメージとして受け入れ易いし、何よりも爽やかで快適な日常を過ごせるというイメージが湧き出てくるので消費者としても安心して購入しやすい気持ちになります(^。^)

ここで、消費は株価と同様にイメージに左右され易いということがよく解りますね(^_^)/

こうした発想の転換は古い価値観にとらわれすぎない柔軟な思考を常に行っておくことが大事だと思いますが、そのためには自分の価値観とは正反対の発想を素直に認めて、かつ自分のものとして取り入れる度胸と器量が必要だと思います。ただそのためには自分のプライドをかなぐり捨てる勇気が必要だと思いますが、今の日本人に欠けているのはこの部分ではないでしょうか!?

というのも、モバイル事業の分野をみれば一目瞭然ですが、世界に於ける、サムスンに代表される韓国企業の躍進は、徹底したデザイン力とマーケティングによって消費者のニーズを掴めたからというのは皆目承知のことです。

今までの日本企業は世界に於けるブランド化が浸透してしまったせいか、「いいものを作れば売れる」という神話が出来上がってしまったような感じがしますが、技術が発展してしまった現在ではそれだけでは通用しないということがはっきりしたということは、時代の転換期を敏感に感じ取れる位、発想の転換ができる思考力を養っておくことが必要だということがよく分かります。

未来に於ける、自社の発展を願うならばこうした発送の切り替えもまた大事ですよね(^_^)/