さて毎年盛り上がるイベントはいろいろとありますが、
ここ近年の私のイチオシは、
ずばりAKB48の総選挙!
正直言うと、今までは全く興味無しだったのですが、
見てみるとなかなか気持ちが盛り上がって面白い!
順位の発表を待っているときと、
発表された後のメンバーの顔の表情を
カメラが見事に捉えており、
直接関係ないにも関わらず
まるで自分が参加しているような臨場感を味わえた
演出の見事さは正直すごく楽しめましたね(^_^)v
そこで思ったのは、、、
この盛り上がりは国政の衆参ダブル選挙以上に
興奮できるのではないでしょうか!
ということです。
実はこうした演出を利用したカリスマ性の強調は、
特にアメリカ大統領選挙でよく放映されるので
今ではすっかりお馴染みですが、
歴史上、初めてこの「演出」による効果を
最大限に活かしたのが、
かのヒトラーだと言われています。
例えば、ニュールンベルグで毎年行われていた党大会では、
屋外に神殿のような会場を用意し、
そして時間は夜を設定してかがり火を焚き、
さらに壇上でヒトラーが演説する際には、
バックに何十本ものサーチライトを空に向けて
放つことで演説する者の神秘性を演出していました。
写真を見たことがありますが、
正直この空間に自分がいたら、
この神秘的な空間にいる恍惚感と、
大勢の人達とこの神秘的な空間にいる時間を
共有できる光栄感から、
自分もコロッと洗脳されてしまうような
すごさを感じてしまいました(^。^;)
出典:https://heibay.exblog.jp/16103763/ 虚空界摩訶不思議 by heibay
ニュルンベルクでのナチ党党大会の様子。サーチライトによる光の列柱
そして当時のナチスドイツには「宣伝省」があったそうですが、
いかに「演出」による効果がすごいかを理解していたのは
かなり先見の明があったということが分かるとともに、
当時のドイツ国民が右へならへ!
をしてしまったのも頷いてしまいます(^。^;)
こうしたことは昔からの言葉で言うと「洗脳」、
今で言うと「ブランディング」という言葉が
どちらかと言うと当てはまるのではないでしょうか!?
それを考えると企業がネットやCMを利用してブランディングを計り、
その企業の存在感を高める努力をしているのも理解できます。
ちなみに「洗脳」という言葉は意外にも
中国で産まれた言葉だそうでして、
戦後に大陸に残された日本兵に対して
行われたことが洗脳の始まりだそうですが、
歴史の成り行きについて話す場ではないのでこれでさておき、
漢字による言葉の表現ってなかなか的をついていると
思ってしまいましたね。