知ると全部食べたくなる!日本全国でこんなにある!~鶏の唐揚げ
種類が多い食べ物と言えば、、、
「鶏の唐揚げ」ですが、どのくらいの種類があるのでしょうか?

そしてさらに、鶏の唐揚げには
関西独特の言い方で「チューリップ」と呼ばれるものがありますが、
これは一体どのようなものなのでしょうか?
「チューリップ」とは何か?
鶏の唐揚げには関西独特の言い方で
「チューリップ」と呼ばれるものがありますが、
これは一体どのようなものなのでしょうか?
これは単なる唐揚げではなく、
骨付きの唐揚げのことを言います。
骨の部分にはリボン等が結ばれており、
その部分を持った時に「リボボンが葉・骨が茎・鶏肉部分が花びら」
といった形が、
昭和40年代当時に人気であった「チューリップ」に見立てられた事から、
代名詞として使われるようになったそうです。

また一般的に唐揚げは鶏の中でも胸肉、モモ肉を使いますが、
チューリップは手羽中(もしくは手羽元)の肉を
なんと、半分ひっくり返して作ります。
レシピはいろいろと公表されているので、
そちらを参照されてみればいいのですが、
それにしても子供のころから慣れ親しんでいたチューリップが
このように、元の肉を裏返していたなんて
なんだか壮絶なショックを受けてしまいましたね。
ただ、鶏の唐揚げとなると、
個人的にはやっぱりモモ肉を使った唐揚げが
柔らかくてジューシーな味わいがご飯にあうので好きですが、
このチューリップの唐揚げに、塩コショウを振ってお酒のあてにして
食べるのもまた美味しいですよね!!
それではこのお酒のあての定番である鶏の唐揚げですが、
居酒屋等のメニューを見ていたらいろいろな調理法があるようです。
さてさて、、、
どのくらいあるのでしょうか??
唐揚げの種類
鶏の唐揚げには意外にもいろいろと種類があります。
そもそも「から揚げ(空揚げ、唐揚げ、からあげ)」は、
食材に薄い衣をつけて多量の揚げ油で揚げる調理方法、
もしくは調理法を利用した料理を指します。
その調理法は食材に下味をつけてから、
小麦粉や片栗粉またはプレミックス(調整粉)の
から揚げ粉などを薄くまぶして油で揚げたものです。
ちなみに、唐揚げと並んで鶏の揚げ物の代表的な料理として
「竜田揚げ」をよく耳にすると思いますが、
竜田揚げとは、醤油等で下味を付けておいてから
片栗粉をまぶして揚げたものです。
なので、醤油味でも小麦粉だったり、
逆に片栗粉をまぶしても醤油味でなかったりしたら、
竜田揚げとは違うものになります。
ということは、竜田揚げはその調理法からして
唐揚げの中の一種類だと言えます。
でも何故か関西では「竜田揚げ」という
言葉自体が馴染みが薄いんですよね。
そういうのも実は私が「竜田揚げ」という名前を
始めて知ったのが実はマクドナルドのCMなのです。
ところで唐揚げにはゴボウやアンコウ、
イカ下足、小エビ等がありますが、
その中で鶏の唐揚げには一般的な唐揚げの他に
下記のような種類があるようです。
竜田揚げ

・竜田揚げ
肉などを醤油とみりんから作った調味液に漬け込み、
十分に下味がついてから片栗粉のみで揚げるもの。
軟骨の唐揚げ

・軟骨の唐揚げ
鶏の手羽や、脚の軟骨部分を切り分けてから揚げる、
あるいは竜田揚げの方法で調理した料理。
そして各地域には様々なから揚げが存在します。
それらは、 特別な名前で呼ぶ事もあったり、
単に「唐揚げ」と呼ぶ事もあるそうです。
いろいろ調べてみると、知っているのもあったり、
面白い調理法もあったりしてなかなか興味深いですね!
半羽揚げ

・半羽揚げ
新潟県の新潟市から三条市を中心に食されている鶏肉のから揚げです。
若鶏(ひな鶏)の半身使い、下味は付けず、
骨付きの状態で極薄い粉衣を付けて揚げます。
そのままで提供されたり、あるいは一口大に切ってから提供される場合があります。
味付けはカレー味が一般的であり、
好みでガーリックパウダーをかけます。
鶏の半身揚げ

・鶏の半身揚げ
新潟の半羽揚げとは製法が異なります。
旭川市・札幌市・江別市・小樽市・釧路市などで食されている、
鶏の半身を衣を漬けないで素揚げにしたものです。
小型の地鶏・若鶏(または雛鶏)を用います。
縦半分に捌いた鶏肉を、
特製の塩ダレに漬け込んだ後に油で揚げた物です。
山賊焼き

・山賊焼き
山賊焼きは長野県中信地方(塩尻市・松本市等)の郷土料理です。
鶏もも肉を醤油にニンニクやタマネギが効いたタレに漬けてから、
片栗粉をまぶして揚げます。
関からあげ

・関からあげ
岐阜県関市で食される鶏の唐揚げです。
衣が黒いのが特徴ですが、
これはひじきと椎茸を使用するのが条件だからです
他、赤パプリカを使った赤い唐揚げや
地元の米粉を使った白い唐揚げもあるそうです。
手羽先唐揚げ

・手羽先唐揚げ
手羽先唐揚げは日本各地で広く食べられていますが、
名古屋圏の名物ともされている鶏の手羽先の唐揚げです。
手羽先を揚げたあとにタレを塗り、塩・胡椒・白ごまなどを振りかけて仕上げるため、
パリパリとした食感でコショウのスパイスが強いのが特徴です。
大分県中津市の唐揚げ

・大分県中津市の唐揚げ
大分県中津市は唐揚げの「聖地」とも呼ばれ、
中津市内のからあげ店23店舗はこの「中津」の唐揚げをブランド化すべく、
2010年8月27日に「聖地中津からあげの会」を設立しました。
また、日本唐揚協会は「中津」を唐揚げの聖地としているそうです。
中津市以外でも宇佐市、福岡県京築、北九州、筑豊地区にも
多くの唐揚げ専門店が存在しています。
中津唐揚げの味は主に、
醤油・ショウガ・ニンニクの薬味を入れたタレに漬けた
鶏肉を使用するものが多いようです。
グルクンのから揚げ・沖縄のバター焼き
グルクンの唐揚げ グルクンの唐揚げ グルクンの唐揚げ 沖縄料理 シイラのバター焼き (Okinawa) グルクン
・グルクンのから揚げ・沖縄のバター焼き
海水魚のタカサゴは、沖縄方言ではグルクンと呼ばれており、
南西諸島でよく食べられている魚です。
唐揚げが一般的な食べ方です。さらに居酒屋のメニューにも人気です。
実は鮮度が落ちるのが早い上に淡泊な味のグルクンを、
臭みを消すために油で揚げ、
そして油で旨味をつけるという狙いがあります。
この調理方法は沖縄だけでなく、
台湾やタイなど南方の国々ではよく利用されています。
また、沖縄には「バター焼き」と呼ばれる魚料理があります。
これは一般的なムニエルのように切身のバターソテーではなく、
実はマーガリンとにんにくで味を付けた魚の丸揚げのことです。
せんざんき、ざんき
・せんざんき、ざんき
せんざんきは鶏料理が盛んな愛媛県今治市に伝わる江戸時代からの郷土料理です。
元来は同地に多かったキジの肉を使った揚げ物でしたが、
現在では下味をつけた鶏の唐揚げのことを指し、
料理店によっては骨付きで提供される場合もあります。
愛媛県新居浜市の郷土料理であるざんきは、
1959年まで存在した多喜浜塩田で作られた塩の取引により北海道との交易があった、
北海道のざんぎが新居浜市に伝わったという説があります。
ざんき、ざんぎ
・ざんき、ざんぎ
かつて山形県酒田市や同鶴岡市では、北海道との交流があったため、鶏のから揚げのことを
ざんきまたはざんぎと呼ぶことが あったそうです。
ザンギ

ザンギは北海道で広く用いられる呼称です。
料理の名前として「唐揚げにしたもの」という意味であると、
くしろザンギ推進協議会は定義しています。
ザンギの調理法
・鶏肉を醤油とニンニクなどの調味料で味付けする。
・片栗粉及び小麦粉を混ぜてから揚げる。
他、ザンギの名称は、鶏以外の 豚・羊・鹿・タコ・イカ・鮭等のから揚げにも使われているようです。
そして唐揚げを利用した料理となると、
さらにいろいろありますね!
唐揚げを使った料理
南蛮漬け
アジの南蛮漬け 南蛮漬け 南蛮漬け イワシの南蛮漬け 鶏の南蛮漬け
・南蛮漬け
唐揚げに「南蛮酢」というネギ・唐辛子の刻みを混ぜた甘酢を掛けた(又は漬けた)料理。
掛けるなら西洋料理でいうエスカベッシュ (Escabeche) に、
長く漬ければマリネに相当します。鶏肉、ワカサギ、アジ、イワシなどの魚類でも作られます。
チキン南蛮

・チキン南蛮
鶏の唐揚げに甘酢ダレをかけ、さらにタルタルソースを掛けた料理。
う~ん、だんだんと私の好きな料理が出てきましたね!
檸檬鶏(レンモンカイ)
・檸檬鶏(レンモンカイ)
鶏のから揚げにレモンの絞り汁、砂糖や醤油で作ったタレをかけた中華料理。
鶏のから揚げレモンソースが掛けと言うこともあり、
類似のものにオレンジソース掛けもあります。
辣子鶏(ラーズーチー)
辣子鶏(ラーズーチー) 辣子鶏(ラーズーチー)
・辣子鶏(ラーズージー)
鶏のから揚げを大量の唐辛子と花椒で炒めた、
辛い四川料理です。
油淋鶏(ユーリンチー)
・油淋鶏(ユーリンチー)
鶏のから揚げに刻みネギソースをかけたものです。

ちなみに私が好きな料理法はこの油淋鶏と甘酢あんかけですが、
汁っ気のある料理がホントすきなんですね。