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知っておきたい「アミノ酸」の正体

2021年5月18日

「リジン」は脂肪燃焼に必要なカルニチンの材料になる

「アラニン」は身体に必要な糖の材料になる

「アルギニン」は血管を拡張する一酸化窒素(NO)の材料になる


と紹介してきました。

それではこれら「アミノ酸」とは一体何なのか?

アミノ酸の正体

自然界に存在する500種類以上のアミノ酸の内、

人の身体のタンパク質を構成しているのが20種類のアミノ酸です。

食べ物を摂取するとタンパク質は20種類のアミノ酸に分解され、

そして身体の中で再度、タンパク質(体タンパク)になります。

この内、不足した場合に体内で合成が可能なアミノ酸は11種類あり、

残る9種類は絶えず食事から摂取しないと不足しても合成されません。

このように体内で合成して不足を補えるアミノ酸が「非必須アミノ酸」、

体内で合成できず、食事で摂取しないと、不足したままになるのが「必須アミノ酸」です。

そして体内でタンパク質に再度、合成されるアミノ酸の他に、

血液中や細胞等に蓄えられているアミノ酸もあります。

これは「遊離アミノ酸」と呼ばれ、

新しいタンパク質を作る際の在庫のような役割として存在しており、

筋肉や肝臓のみならず血液中にも多く存在しています。

「遊離アミノ酸」は体内を循環しており、

体内のどこかの組織でアミノ酸が不足すれば
血液中の「遊離アミノ酸」を取り込んでタンパク質を合成して充足し、

反対に「遊離アミノ酸」が過剰になると
その組織は血液中に放出します。

体内のアミノ酸のバランスを上手くとる作用が、人体に働いていることが解ります。

これらアミノ酸の作用を、これまで記載してきましたように上手く利用することで

「皮下脂肪」や「内臓脂肪」をより効果的に燃焼させて、

ダイエットに取り組むことができるのです。

では「皮下脂肪」や「内臓脂肪」の違いとは?